FXを始めたばかりの初心者の方は、トレンド相場とレンジ相場のどちらで取引するのが良いのか迷うことがあるでしょう。結論から言うと、初心者には 「レンジ相場」 の方がオススメです。その理由を詳しく解説していきます。
トレンド相場とレンジ相場の違い
トレンド相場とは?
トレンド相場は、価格が一定の方向に進んでいる状態を指します。
- 上昇トレンド → 高値と安値を切り上げながら上昇
- 下降トレンド → 高値と安値を切り下げながら下降
トレンド相場では、 エントリーは順張り(流れに乗る) で、 決済は逆張り(反発したら利確) になります。
レンジ相場とは?
レンジ相場は、価格が一定範囲を行ったり来たりする状態です。
- レンジ上限(レジスタンス) → 価格が上がると抑えられるライン
- レンジ下限(サポート) → 価格が下がると反発するライン
レンジ相場では、 エントリーも決済も逆張り で行います。
- 上限で売る(逆張り)
- 下限で買う(逆張り)
初心者にレンジ相場をおすすめする理由
初心者にレンジ相場をおすすめする理由は、以下の通りです。
✅ ① 取引のルールが一貫している
レンジ相場では、 エントリーも決済も逆張り になるため、トレードのルールがシンプルでわかりやすいです。
一方、トレンド相場では エントリーは順張り、決済は逆張り となるため、初心者にとっては判断が難しくなります。
✅ ② 価格の動きが予測しやすい
レンジ相場では、 価格が一定の範囲内で動く ため、上限・下限を基準にトレードを組み立てやすいです。
逆に、トレンド相場は いつ終わるかわからない ため、
- 高値掴み(上昇トレンドの天井で買ってしまう)
- 安値売り(下降トレンドの底で売ってしまう) といったミスをしやすくなります。
✅ ③ リスク管理がしやすい
レンジ相場では、
- レンジ上限で売る → レンジ下限で決済(損切りポイントも明確)
- レンジ下限で買う → レンジ上限で決済(損切りポイントも明確) と、 エントリー時点で利確・損切りの計画が立てやすい です。
トレンド相場は、
- どこまで伸びるかわからない
- どこで反転するかわからない ため、利確や損切りの判断が難しくなります。
レンジ相場を活用するためのポイント
① サポート&レジスタンスラインを意識する
- 過去に何度も反発した価格帯 をチェック
- 上限付近で売り、下限付近で買いを狙う
② ボリンジャーバンドを活用する
- ±2σ(シグマ)で反発したらエントリー
- バンドの幅が狭くなったらレンジ相場の可能性が高い
③ RSI(相対力指数)を使う
- RSIが 70以上なら売り、30以下なら買い を検討
- レンジ相場ではRSIが有効に機能しやすい
レンジ相場だけで稼ぐのは可能?
結論としては、 レンジ相場だけを狙うのもアリ!
ただし、 レンジ相場はいつかブレイク(突き抜けてトレンドが発生)する ので、そのリスクには注意が必要です。
レンジ相場のブレイクに備えるには?
- ATR(平均トゥルーレンジ)をチェックしてボラティリティが上昇してきたら警戒
- 価格がレンジ上限や下限を何度も試している場合は、ブレイクの可能性が高い
- ブレイクしたら一旦様子を見る or トレンドに乗る戦略に切り替える
まとめ:初心者はレンジ相場から始めるべき!
✅ 初心者は「レンジ相場」を狙うのがオススメ! → エントリーと決済が逆張りで一貫していて、分かりやすい
✅ トレンド相場は慣れてからチャレンジ! → トレンドの見極めや利確の判断が難しいため、初心者にはハードルが高い
✅ レンジ相場でもブレイクには要注意! → ブレイクの兆候を見逃さず、損切りポイントを明確にしておく
まずは レンジ相場での取引に慣れ、トレンド相場の判断ができるようになったら、トレンドフォローにも挑戦してみる というステップが最適です!
初心者の方は、まずは 「レンジ相場での逆張りトレード」 を試してみてください!