12年間の結婚生活を終えた今、振り返ると多くの思いが湧き上がる。最初は幸せな日々が続くと思っていたが、最終的に妻から離婚を宣告されることになった。その瞬間、頭が真っ白になり、何も考えられなかった。ショックが大きすぎて、現実を受け入れるのに時間がかかった。しかし、冷静になってみると、結婚生活や子育てが自分には向いていないのかもしれないと思うようになり、最終的にはその現実を受け入れた。
結婚生活で感じたこと:奥さんの機嫌を常に伺っていた
結婚してからというもの、常に妻の機嫌を気にしながら過ごしていた。自分の気持ちや意見を言うことよりも、妻の気持ちを最優先にしていた。その理由は、妻が家計を支え、経済的には妻の方が稼ぎが多かったからだ。自分は家事や育児を担当しているものの、どうしても「稼ぎが少ない」というプレッシャーを感じてしまっていた。
家事育児の負担が増える中で、「これ以上何かをしても変わらないのでは?」という思いが頭をよぎった。気づけば、妻の機嫌を伺いながら自分の感情を抑えることが日常になっていた。
家事育児の負担と評価されないこと
仕事が忙しくても、家事や育児の負担はどんどん降ってきた。食事の準備や子供たちのお風呂、寝かしつけ、オムツ替え…毎日がこんな感じだった。もちろん、私はそれらをこなすために努力していたし、稼ぎが少ない分、家事や育児で貢献しようと思っていた。でも、その努力が評価されることはなかった。
妻は「稼ぎを増やして欲しい」と言いながら、家事や育児が必要になった時には、その負担をすぐに私に投げてくる。自分が仕事で忙しい時や手が足りない時に、家事育児を一手に引き受けることが多く、結局、家計を支える役割を果たしつつも、家事や育児の負担まで自分が担うことになった。
家事育児と仕事のバランスは難しい
そして、家事育児の負担が大きくなると、仕事に対するやる気も次第に削がれていった。今日も家事育児に追われていると、つい「今日はもういいや」と思ってしまう。仕事に対する集中力もなく、心の中では疲れ果てている自分がいた。子育てをしていると、どうしても「子疲れ」で仕事に対する意欲を失ってしまうことが多かった。
家事や育児をしながら、フルタイムで働いている人たちはすごいと思う。でも、私にはそのバランスを保つことができなかった。どうしても両立が難しいと感じてしまった。家事育児の負担を背負いながら、稼ぎを増やすのは本当に無理だった。
最後に:自分のサポートを理解してほしい
結局、私は家事育児に注力していたにもかかわらず、それを正当に評価してもらうことはなかった。自分の頑張りが報われることはなく、妻からは「もっと稼げるようにならなければならない」というプレッシャーばかりが強くなった。私のサポートがあってこそ、妻は仕事に集中できていたはずなのに、そのことが全く評価されなかったことが、最も辛かった。
離婚を決意した今、改めて思うのは、自分の努力や貢献が認められることの大切さだ。そして、どんなに頑張ってもお互いの価値観が合わなければ、幸せにはなれないということも痛感した。
これからは、自分が本当に望む生き方を見つけていきたいと思う。再婚はおそらくしないだろうけど、もしするなら、価値観や趣味が合う人と出会えたらいいなと思っている。でも、そのような人が現れるかはわからないけれど…。