1人になったときに感じた「寂しさ」
離婚した直後、ふとした瞬間に「1人になったな」と実感することがあった。
これまで家族がいた部屋が、急に広く感じる。誰かと話すことも減り、テレビの音だけが響く夜。
「これが1人暮らしか…」とぼんやり思いながら、ふと目を向けたのは、水槽の中を泳ぐ1匹の和金だった。
和金は1匹でも力強く生きている
ワイが飼っているのは、和金という種類の金魚。
フナに近い体型で、泳ぎが速く、力強い。
朝エサをあげると、水面を目指して一気に突き上がるように泳ぎ、エサを見つけると素早くキャッチする。
水槽の中を自由に動き回り、鋭いターンを決めながら、上下に泳ぎ、思うがままに生きている。
この泳ぎ方は、琉金や出目金にはない。
琉金はフワフワと優雅に漂うように泳ぐが、和金は違う。
水を切り裂くようなスピード感、迷いのない力強いターン。
その動きはまるで、水の中の戦士のようやった。
「こいつ、めっちゃ元気やん」
そう思いながら見ていたら、ふと気づいた。
こいつ、1匹やのに、寂しそうな感じが全くない。
むしろ、水槽の中を自由に泳ぎ回って、自分のペースで生きとるやんか。
「1人=寂しい」ではなく「1人=自由」
和金は、仲間がいなくても問題なく生きている。
誰かと群れることもなく、自分のペースで動き、エサを食い、泳ぎ回る。
最初は「1匹だけで寂しくないんかな?」と思ったけど、それは人間の勝手な感覚やった。
むしろ、和金は広々とした水槽を自由に使い、ストレスなく伸び伸びと暮らしてる。
「ワイもこうやって生きればええんちゃうか?」
離婚後、「1人になってしまった」と思ってたけど、実際は違う。
ワイも自由に動けるし、自分のペースで生きていけるんや。
「寂しい」と思うか、「自由」やと思うかは、自分の考え方次第やった。
和金から学んだ「これからの生き方」
✅ 自分のペースで生きる
→ 人に合わせる必要はない。自分のリズムでやりたいことをやればいい。
✅ エサ(=収入)は自分で取りに行く
→ 和金はエサが降ってくるのを待つんじゃなく、すぐに食べにいく。ワイも経済力をつけて、自分の力で生きる準備をせなあかん。
✅ 環境に適応して泳ぎ続ける
→ 和金はどんな水の流れにも負けずに泳ぐ。ワイも状況に振り回されず、柔軟に生きていこう。
✅ 優雅さよりも力強く生きる
→ 琉金のように優雅に漂う生き方もある。でも、和金のように力強くターンし、進むべき道を切り開いていく生き方もある。
どちらが正解かはわからん。でも、今のワイには、和金の泳ぎ方の方がしっくりくる。
まとめ:「1匹でも強く、自由に生きる」
ワイは和金を見て、「1人でも大丈夫」と思えた。
いや、むしろ1人のほうが、自分らしく自由に生きられるんちゃうか。
金魚は1匹でも、堂々と水槽の中を泳ぎ回る。
水の流れに負けることなく、力強くターンを決め、前へ進む。
ワイも、この人生という「水槽」の中で、和金のように自由に泳ぎ続けたらええんや。
あとがき
離婚後の寂しさを感じる人は多いと思う。
でも、「1人になった=終わり」じゃない。
それは、自由の始まりでもある。
もし、寂しさを感じたら、一度水槽を覗いてみてほしい。
そこに1匹でも元気に泳いでる和金がいたら、きっと気づくはずや。
「1人やけど、ワイはワイのペースで生きていけるんや」ってな。